- 導入事例
- 青森県庁様
導入の背景・採用のポイント - 導入システムの特長
- 導入の効果・将来の展望
- 青森県庁様
[ 2010年4月28日掲載 ]
青森県庁様では今後も、時間帯に応じたコンテンツを流す、利用者の意見を取り入れてシステムを改善する、観光と食を結びつけた情報を提供する、といった改善を進めていくことを予定しています。
アンテナショップ「北彩館」東京店、および青森駅前「観光交流情報センター」内デジタルサイネージは、青森県の情報発信力を強化するツールとして効果を発揮しています。
紙媒体の広告に比べると、動画には圧倒的なアピール力があり、お客様の購買意識に対する訴求力も大です。東京アンテナショップでは、動画で見た美味しそうな食品が、店内ですぐに購入できる、という流れが販売促進に直結していくと考えています。
また、青森駅前のUBWALLは、青森の観光情報を楽しく見せながら、利用者を携帯電話の青森情報サイトに誘導しています。これによってサイトの認知度がアップし、より多くの方々に、利便性の高い地元情報が提供できるようになると考えています。
運用コストの面においても、SaaSを利用しているため月額料金だけで済んでおり、高い費用対効果を上げています。
東京アンテナショップでは、2010年にイートインコーナーを開設し、そこでデジタルサイネージを活用することを予定しています。その場で、青森県を味わいながら、その魅力を視覚的にも訴えることで、リピーターの増加を目指しています。
また、デジタルサイネージにはスケジュール機能があり、時間を指定して特定のコンテンツを流すことができます。総合販売戦略課様でも、たとえば昼食の時間帯イートインコーナーのPRや、そのコーナーで食べられる食品の紹介などを流し、夕方には夕食の食材やその調理法の紹介を流す、といった見せ方をしていきたいと考えています。
ショップのイベント(他都道府県のアンテナショップとの共同フェアなど)についても、今後はデジタルサイネージで紹介することにより、集客力を高めていく予定です。
青森駅前のUBWALL導入に際して、情報システム課様では「あおもりユビキタス系養成事業(注3)」の一環として、地元の学生と一緒にパネルの配色やロゴなどを検討されました。その結果、親しみやすく、使いやすいパネルデザインが実現しました。
機能面においても、若者ならではの要望が幾つも出されましたが、その中に「ゲームがあると楽しい」という意見があり、情報システム課様ではこれに着目して運用開始前に富士通に要望を提示しました。このご要望を受けて、富士通では青森県の名産品を当てる絵合わせゲームを追加作成いたしました。利用者の皆様に、楽しみながら名産品に興味を持っていただく・覚えていただく、という効果に一役買っています。
青森県庁様では、今後も利用者の意見を重視し、利用者へのアンケートなどを継続的に実施しながら、コンテンツのさらなる改善を進めていく予定です。
「攻め」の姿勢で前進を続ける青森県庁様をサポートしていくために、富士通では今後もデジタルサイネージの機能やサービスの充実に努めてまいります。
髙橋様「アンケート調査によれば、観光客の方々は、何が美味しいのか、それはいつ・どこで食べられるのか、という情報を求めています。来年には“あおもり 食の駅”のキーワードのもと、食情報をエリア別にまとめたコンテンツをUBWALLに追加する予定です。」
髙坂様「若い人たちは、我々が決して思いつかない斬新なアイデアを持っています。我々が調整役となり、そのアイデアを富士通に伝えて、形にしてもらう、といったことの繰り返しがシステムを向上させていくと期待しています。」
今回のプロジェクトにおいては、青森県庁様のご協力やご提案をいただき、デジタルサイネージシステムの円滑な導入を、短納期で実現することができました。
また、あおもりユビキタス系養成事業へインキュベーター企業として参加させていただき、青森活性化を応援できたことは、とても良い勉強になりました。“お客様とともに豊かな未来を創造する”という富士通の想い
「shaping tomorrow with you」が具体的に実践できた今回の仕事を、誇りに思っております。今後の観光コンテンツ見直しやサイネージシステムの機能追加に関しても、青森県庁様のお役に立てるよう継続してご支援させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
株式会社富士通エフサス 青森支店
中平輝人
今回、北彩館および観光交流情報センターのシステムを構築させていただき、青森県庁様の情報発信に対する強い意気込みを感じ取ることができました。
観光交流情報センターのUBWALLは、地元の学生の意見を取り入れてゲームを搭載したことで、特徴のあるシステムとなりました。
今後も、情報発信力を強化するための改善や新たな提案ができるよう努力してまいります。
富士通株式会社
映像ネットワークサービス事業部
デジタルサイネージビジネス部
佐瀬文隆
映像・画像などのデジタルサイネージ向けコンテンツ開発をとおして、人とモノやサービスとを繋ぐ橋渡しとしての役割を担っていきます。
(注)本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は取材日現在(2010年3月)のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。