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既存Webアプリケーションの改修ゼロでスマートデバイスによるセキュアな社内業務システム利用を実現
幹部社員の稟議・報告・承認スピードが飛躍的にアップ

株式会社クレハ様 本社の外観写真

株式会社クレハ様 導入事例


独創的な技術をベースに、機能製品、化学製品、樹脂製品の各事業で躍進を続ける株式会社クレハ様は、ワークスタイル変革の一環として新たなリモートアクセスサービスを導入。PCの利用を前提としたワークフローをはじめとするWebサービスに全く改修を加えることなく、スマートデバイスによる利用環境を実現。いつでもどこでも使えるスマートデバイスの活用により、ワークフロー業務のさらなるスピードアップを実現しました。

[ 2014年10月8日掲載 ]

【導入事例概要】
業種: 製造業
ソリューション: FUJITSU Managed Infrastructure Service FENICSⅡ ユニバーサルコネクト アプリケーションブリッジサービス
導入規模: 数十名
構築期間: 2カ月
【課題と効果】
1 持ち運びや起動が手軽なスマートデバイスによる業務システムの利用を、手間をかけずに低コストで実現したい 既存のWebサービスに全く改修を加えずに、スマートデバイスからのリモートアクセスを実現
2 万一タブレットを紛失した場合などのセキュリティ対策を万全にしたい データセンターの仮想Webブラウザを利用して閲覧・操作するサービスにより、端末内に業務データが残らないセキュアな利用環境を確保
3 稟議の承認をより迅速に行いたい 役員や幹部社員がスマートデバイスを携行することで、国内外の出張時でも現地で稟議承認が可能

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導入の背景と経緯

スペシャリティ製品の創出によりエクセレント・カンパニーを目指す

株式会社クレハ様は、1944年の創業以来、「有機合成技術」「高分子技術」「炭素制御技術」などを駆使し、数多くの独創的製品を創出してきました。戦後まもなく、同社は漁網用化学繊維の開発で成長の機をとらえます。その後、魚肉ソーセージ用包装材を始めとする食品包材や、日本で最初の家庭用ラップ「クレラップ」を開発・販売し大きく飛躍しました。その他、同社が開発・製造する製品は、医薬品、農薬、太陽電池製造用部材、モバイル情報機器・自動車用リチウムイオン電池用材など多分野に広がっています。また近年においては、同社が世界で初めて量産化に成功した生分解性樹脂ポリグリコール酸(PGA)が、新しい資源として着目されるシェールガス・オイルの採掘機械用部品材料として採用されるなど、エネルギー分野の最先端領域においても注目を浴びています。

ワークスタイルの変革に挑戦

株式会社クレハ様は、約10年前からモバイル機器を活用した多様なワークスタイル変革に取り組んでいます。その第一歩は、モバイルPCによる社外からのアクセスでした。利用者は主に営業職の社員や外出の多い幹部社員など。また5年前から、会社給付の携帯電話によるメールアクセスの全社的展開も行っています。こうした取り組みの中で、近年次第に高まっていたのが、スマートデバイスによるリモートアクセス利用の必要性です。同社情報システム部長の大竹正之氏は、こう述べています。「じつは、当社の社長をはじめ役員の多くは、個人所有のものも含めiPadを日常的に利用しています。そのような中から、『社外からiPadを使ってワークフローなどの業務システムを利用したい』とのリクエストが挙がっていたのです」。

株式会社クレハ 情報システム部長 大竹 正之 氏の写真
大竹 正之
株式会社クレハ 情報システム部長

iPadによるリモートアクセスにはコストや工数面で高いハードルが

従来同社の役員および幹部社員は、外出先での各種申請の承認に、モバイルPCによるリモートアクセスを活用していました。当然ながら、モバイルPC本体、電源、Wi-Fiルータなどを携行する必要があります。外出先でじっくり腰を落ち着けてアクセスするのであれば問題はありません。しかし移動中にPCを立ち上げ、Wi-Fiルータに接続し、ログインという操作は決して手軽というわけにはいきません。一方で利用者の多くは、電子新聞や情報収集などスマートデバイスを使った利便性を日常的に体感しています。iPadを利用して社内のWebサービスにアクセスできないかとの要望が高まったのは自然なことだったともいえます。

株式会社クレハ 情報システム部 インフラグループリーダー 赤塚 政司 氏の写真
赤塚 政司
株式会社クレハ 情報システム部
インフラグループリーダー

しかし、iPadでのリモートアクセスによる社内Webサービス利用に踏み切るには、大きな課題がありました。社内のWebサービスはInternet Explorerでの利用を前提に作られていたため、iPadと連携させようとしても動作しないものが多いのです。同社情報システム部インフラグループリーダーの赤塚政司氏は、こう述べています。「両者を連携させようとすると、『iPad上の画面が正しく表示されない』、『プラグインに対応していないため動作しない』、『キーボードとマウス前提の操作とタッチ操作の違いで使いにくい』などの問題が発生します。コンテンツ一つ一つについて、これらを改修する必要があるのです。加えて、iPadなどのスマートデバイスはOSが頻繁にアップデートされます。そのたびに改修、動作検証が必要なことを考えると、iPadでの社内Webアプリケーション利用の実現は難易度が高いものでした」。

採用の理由

業務アプリケーションの改修不要とセキュリティの高さを評価

同社は、複数ベンダーのリモートアクセスサービスを検討。すべてをトライアル利用して、Webサービスとの連携性、接続のための認証・ログインの容易さ、iPad上での操作性、そしてセキュリティについて精査。その結果、富士通の「FENICSⅡ ユニバーサルコネクト アプリケーションブリッジサービス」の導入を決定しました。

採用を決めた第一の理由は、社内Webサービスの改修が全く不要という点でした。同サービスの仕組みは、スマートデバイスから、富士通データセンターの仮想ブラウザ上に表示されるWebサービスを、画面転送方式によって透過的に見ながら操作するというものです。そのため既存のWebサービス側には全く改修を加える必要がなく、さらにスマートデバイスには業務データが残らないので、紛失や盗難時の情報漏えいに対する不安も全くないのです。

またサービスの操作性について、同社情報システム部の樋口晋夫氏は、「iPadで既存のWebサービスを操作するには慣れが必要だと思っていましたが、タッチ操作に変わってもPC用の画面そのままでレスポンスも良く、違和感はありませんでした。接続操作についても、リモートデスクトップ利用時に不満が挙がっていた煩雑さを心配していましたが、専用アプリケーション(Viewer for FENICS)を起動すると自動的にVPNソフトと連携したアクセスが可能でスムーズに利用でき、利用者からの不満はありません。また、トライアルで運用も試行できたので、スムーズに展開できました」と語っています。

株式会社クレハ 情報システム部 樋口 晋夫 氏の写真
樋口 晋夫
株式会社クレハ 情報システム部

ワークフローのリモート操作では添付データの見やすさを重視

赤塚氏は、リモートアクセスサービスの選定過程で分かったポイントをこう述べています。「稟議やシステム申請などワークフローを外出先でチェックする場合、添付されているWord、Excel、PowerPointなどのドキュメントデータを閲覧する必要があります。その際に利用アプリケーションの画面と添付ドキュメントデータの両方が閲覧でき、両画面の表示切り替え操作が容易であることが重要でした」。そのうえでWebサービスの改修が不要である点、さらに操作性、セキュリティを含め、「すべての点でFENICSⅡ ユニバーサルコネクト アプリケーションブリッジサービスを高く評価した」と語っています。

導入効果

経営層の意思決定スピードアップにおいて多大な効果を発揮

iPadからWebサービスにリモートアクセスする「FENICSⅡ ユニバーサルコネクト アプリケーションブリッジサービス」は、2014年4月から本格稼働を開始。現在のところ、社長をはじめ数十名の役員および幹部社員がユーザーです。

導入効果としてまず挙げられるのは、稟議などワークフロー処理がスピードアップし、意思決定の迅速化に貢献したことです。「例えば私の場合、本社からいわき事業所へ向かう電車移動中に、メールのチェックと30~40件ほどのシステム申請を処理でき、到着までにはそれらの仕事を終えることができています。自分自身の業務負荷も軽減されましたが、同時に、申請した案件の結果を待つ各社員の待ち時間も短縮され、業務効率が上がっていると思います。また、役員や幹部社員の海外出張時における出張先での業務遂行においても活用され、稟議などが滞るということもありません」(大竹氏)。

株式会社クレハ様における本導入事例の利用イメージを示した図です。稟議や人事関係の電子申請・承認などを、既存Webシステムをまったく改修せずにタブレットで閲覧することが可能になり、社外でも事務所と同じワーク環境を実現しました。

今後の展開

大竹氏は今後の展開をこう述べています。「役員や幹部社員の意思決定の迅速化やコミュニケーションを支援するツールとして、期待以上の効果をもたらしてくれました。これを踏まえて、営業や開発部門における有用な活用方法を探っていきます。すでに社内の文献検索などの機能をiPadで利用できないだろうか、という利用部門からの提案も寄せられ、検討を始めたところです。富士通にはこのサービスをより使いやすいものにしていただくとともに、今後の社内システムのクラウド化に向けた次世代ネットワークの提案を期待しています」(同氏)。

富士通は、これからも先進のソリューションにより、株式会社クレハ様のワークスタイル変革に向けた取り組みを力強くサポートしてまいります。

営業からの一言

株式会社クレハ様におけるワークスタイル変革への取り組みにおいて、弊社アプリケーションブリッジサービスを評価いただき、ご採用いただいたことを大変光栄に存じます。
今回ご採用いただいたサービスにより、スマートデバイスでいつでもどこでもスピーディーに社内稟議・承認作業などを実施いただく環境を実現いたしました。
今後も株式会社クレハ様のビジネスパートナーとして、株式会社クレハ様の業務に貢献できるよう努めてまいります。

富士通株式会社 産業ビジネス本部 化学産業統括営業部 化学産業第三営業部 菅原 早緒理

【株式会社クレハ様 会社概要】
所在地 〒103-8552 東京都中央区日本橋浜町3-3-2
代表者 代表取締役社長 小林 豊
創立 1944年
従業員数 4,080名(連結)1,715名(単体)(2014年3月31日現在)
事業内容 機能・化学・樹脂製品の製造・販売
株式会社クレハ様の会社名およびブランド名のロゴマーク
ホームページ 株式会社クレハ ホームページ新規ウィンドウが開きます

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