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Feature Story 2004年11月24日掲載 この記事に関するお問い合わせはこちら
モバイルネットワークが、あらゆる現場をビジネスの要所に変える「株式会社宮地鐵工所 様」導入事例

橋梁などの施工を手がける宮地鐵工所様では、外出先からネットワークに接続して、業務を効率化したい、との要望がスタッフから浮上。富士通のモバイルネットワークサービスの導入により、外出先でのグループウェアの利用や、メール・写真データの送受信などが可能になり、業務のスピードと効率が向上しました。

目次
1. 導入の背景
業務を効率化するツールが必要、との声が現場から上がってきた
営業・エンジニア・製造などのスタッフは、顧客との打ち合わせなどのため、外出することが多い。メールの確認やデータの送受信は帰社後に行っていたため、タイムロスが生じていた。この解決策を要望する声が、スタッフから上がってきた。
2. モバイルネットワーク導入の効果
外出先でのメールやデータの送受信が可能になり、業務効率が向上
宮地鐵工所様では、この解決策として、PHSによるモバイルネットワークサービスを導入。外出先でのメール確認などが可能になり、業務のスピードや効率が向上した。さらに、第3世代携帯電話を利用したモバイルネットワークサービスも追加導入。写真やCADのデータもスピーディーにやりとりできる環境が整ってきた。
3. モバイルネットワーク導入の経緯
発展性と柔軟性が、ネットワーク選択のポイント
宮地鐵工所様では2002年、富士通が提供しているIP-VPNサービスである 「FENICSビジネスIPネットワークサービス」を導入。その評価ポイントは、発展性と柔軟性だった。モバイルネットワークも、FENICSビジネスIPネットワークサービスのオプション追加という形で、手軽に導入することができた。
4. 今後の展望
モバイルをさらに活用し、提案型の営業活動を目指す
外出先でデータをダウンロードし、すぐにプレゼンテーションに活用するなど、モバイルを生かした営業活動を推進中。IT環境全般の改革も進めており、パートナーである富士通にも、新サービスの積極的な開発・提案を期待。
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会社概要

株式会社宮地鐵工所様

本社 : 〒103-0011
東京都中央区日本橋大伝馬町7番5号(豊和大伝馬町ビル)
創業 : 明治41年
株式会社設立 : 昭和13年4月21日
資本金 : 46億6千8百万円(平成16年3月31日現在)
従業員数 : 468名(平成16年3月31日現在)
代表取締役会長 : 澤井  廣之
代表取締役社長 : 縣  保佑
主たる営業品目 : 1.橋梁、鉄骨、鉄塔、鉄糟、鉄管、水門その他の鋼構造物の設計、製作、架設・据付け、診断および補修の請負ならびに当該鋼構造物の販売
2.同上の鋼造物に関する調査、研究、企画及びコンサルタント業務
3.建築工事、土木工事及び造園工事の設計、施工及び工事管理の請負
4.クレーン、架設用機材、運搬用機材及び仮設橋梁の製作、販売、貸付及び据付けの請負
URL : 新しいウィンドウが開きます 宮地鐵工所ホームページ http://www.miyaji-iron.com/
導入の背景


石川  通陽 氏

株式会社宮地鐵工所
経営企画本部
総務部 電算課長

業務を効率化するツールが必要、との声が現場から上がってきた

 世界最長の吊り橋である「明石海峡大橋」、鳥が翼を広げた姿を思わせる「鶴見つばさ橋」、東京の新名所として生まれ変わった「丸の内ビルディング」。これらの施工を手がけた宮地鐵工所様は、橋梁・鉄骨などの鋼構造物の設計、製作そして架設まで一貫して行う専業メーカーです。
宮地鐵工所様の営業・エンジニア・製造スタッフは、顧客や取引先に出向いての打ち合わせなどが、業務の中で高い割合を占めています。遠方の施工現場に出向いて、進行状況の確認などを行なう場合もあります。しかし以前は、外出先での連絡方法は電話が中心であり、メールのチェックや報告書の作成などは社に戻ってから行っていました。そのため、外出や出張が多いと、どうしても対応や連絡が遅れがちになっていたのです。他のスタッフや顧客、取引先と情報を迅速にやり取りすることができなければ、タイムロスが必然的に大きくなります。工事の効率化が厳しく要求される昨今、この問題は次第に顕著になっていきました。
このような状況の中、スタッフから「外出先や出張先でも、ネットワークに接続してデータを参照したい」「効率をアップするために、社外にいてもメールがチェックできるようにしてほしい」との声が上がってきたのです。

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モバイルネットワーク導入の効果

外出先でのメールやデータの送受信が可能になり、業務効率が向上

 スタッフからの声に応え、宮地鐵工所様は、解決策としてモバイルネットワークの構築を検討・決定。その際にベースとなったのが、2002年5月から導入していた、富士通のFENICSビジネスIPネットワークサービスです。このサービスにより、主要な拠点はネットワークで結ばれていましたが、同年末、定額制の「mobile+PHS」をオプションとして追加しました。このオプションでは、PHSの通信カードを使った、最大速度128Kbpsのモバイルネットワークを提供しています。
「mobile+PHSにより、モバイル環境でグループウェア(Lotus Notes)が使えるようになりました。外出先でも移動中でも、メールの送受信、掲示板の利用、日報の送信などができる。たとえば、新幹線で移動している間に会議の議事録や報告書を作成し、帰社前にスタッフやお客様へメールで送信しておく、といったことも可能です。わざわざ会社に戻らなくても、時間を有効に利用した、確実な情報伝達ができるので、業務のスピードや効率はかなり向上したと思います。導入時も、カードを購入するだけでよい、というのは助かりましたね。既存のノートパソコンを生かし、大きなコストをかけずに新しい機能を使えるわけですから。」(宮地鐵工所 石川氏/以下同)
しかし、このサービスですべての問題が解決したわけではありませんでした。データ送受信の速度や、カバーしているエリアという点で、mobile+PHSには力不足の面があったのです。そのため、宮地鐵工所様では2004年8月から、auの第3世代携帯電話サービスを利用した「mobile+3G」というオプションサービスを追加。最大速度2.4Mbpsという通信速度により、大容量データのやり取りが可能になりました。日本全国、広いエリアをカバーしているため、活用範囲も拡大しています。
「公共事業も、昨今は時代の流れもあり、補修工事の割合が増えています。補修の場合は、現場の損傷状態の確認と報告が最初のステップになります。ヒビの入りかた、部材の状態、道路部分の凹み、などですね。また、図面を確認した上での指示が必要となる場合もあります。今までは、まず現場の状態をデジタルカメラで撮影し、社に戻ってから担当部署へ写真データを送信したり、図面のCADデータのダウンロードを行ったりしていました。本当は、現場でデータをやりとりした方が効率的なのですが、写真データもCADデータも容量が大きいため、PHSでは転送時間がかかり過ぎて実用的ではなかったのです。しかしmobile+3Gを使えば、現場で即時に、写真データの送信やCADデータの参照を行えます。これを積極的に活用していけば、より効率的なビジネス展開が可能になり、お客様の満足度もさらに向上するのでは、と思っています。」
「また、当社は大型のプロジェクトを多く手がけています。橋梁などの施工は、広大な土地を切り開いて行うことも、作業現場が海上となることもあります。このような場合も、サービスエリアの広いmobile+3Gを使えば、作業現場に居ながらメールや写真データを送受信できるでしょう。ネットワーク回線のある現場事務所までいちいち戻らなくても仕事が進められるので、確実な時間短縮になります。こういったシチュエーションでも、モバイルを積極的に活用していこうと考えています。」

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モバイルネットワーク導入の経緯

発展性と柔軟性が、ネットワーク選択のポイント

 宮地鐵工所様と富士通のパートナーシップは、1986年から。今年2004年で、約18年間に及びます。その間、汎用機の導入、クライアント/サーバシステムへの移行、ネットワーク回線の提供など、多岐に渡るサービスをご利用いただいてきました。
ネットワークに関しては、まず1999年にFENICSリモートLANアクセスサービスを導入。2002年には、 富士通の館林システムセンタの利用を開始し、FENICSビジネスIPネットワークサービスを導入。2003年には、5拠点、8営業所、全国各所の現場事務所、および関連会社である宮地建設工業のうち3拠点が、ネットワークで結ばれました。そして2004年、mobile+PHSとmobile+3Gが加わり、現在のネットワーク構成となったのです。

ネットワーク構成

「FENICSを導入した理由は、やはり発展性と柔軟性ですね。インターネット接続、IP電話、サーバのアウトソーシングなど、さまざまなサービスをオプション感覚で手軽に追加できること。これは、既存の資産や投資を無駄にすることなく、システムを発展させていけるということですから。モバイルネットワークに関しても、ビジネスIPネットワークがベースにあったからこそ、通信カードの追加だけでスムーズに導入できたのだと感じています。また、さまざまなサービスをタイムリーに提案してもらえるという点も、FENICSユーザーならではのメリットだと思います。ともかく、サーバ・ホスト・通信・ネットワーク、それぞれの技術に長けたSEがサポートしてくれるので、安心してお任せしています。」

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今後の展望

モバイルをさらに活用し、提案型の営業活動を目指す

 外出先でのモバイルネットワークの活用により、業務の効率アップが進む宮地鐵工所様。今後は、さらに活用の幅を広げて、提案型・先行型の営業活動につなげていきたいと考えています。
「たとえば、お客様のところに伺っている営業担当者が、施工の3Dシミュレーションデータをダウンロードし、すぐにプロジェクターで投影してプレゼンテーションする。工事の進行状況を、現場から営業担当者に写真データで送信してもらい、お客様への報告会で活用する。このような形で、モバイルを積極的に活用した、タイムリーで内容の濃い提案型営業を展開していきたいですね。」
宮地鐵工所様は現在、IT環境全般において、さまざまな改革を進めています。具体的には、内線・外線のIP電話化によるコスト削減、業務の効率化を推進するための情報の一元化・共有化、情報漏えい防止などのセキュリティ管理の充実など。長年のパートナーである富士通に対しても、その改革に向けてのサポートが期待されています。
「mobile+PHSやmobile+3Gについては、さらなる拡販をお願いしたいですね。ユーザーが増えるということは、サービス内容が充実し、コストも安くなる、ということでしょうから。それが、当社に良い形ではね返ってくればと期待しています。また、使い勝手の良い新サービスを、積極的に開発・提案してほしいですね。その際、導入時に越えなければならない技術面・費用面でのハードルを、できるだけ低く設定してもらうと助かります。」
宮地鐵工所様のご期待に応えるべく、富士通では今後も、導入しやすい、利用しやすい、管理しやすいサービスのご提供に努めていきます。

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