
大容量ファイル送信サービスビジネスの成長を見込み、IaaS環境にディスク容量、CPU性能レベルを自在に変化できるシステムを構築。必要最小のコストで高いセキュリティを備えたSaaS型サービスの提供をスピーディーにスタートさせることができた。
[ 2011年2月1日掲載 ]
Fujitsu Global Cloud Platform FGCP/S5(オンデマンド仮想システムサービス) | |
| 他ベンダーと比較し、数段高いセキュリティレベル | |
| 操作しやすいインターフェース | |
| 情報通信、人材派遣 |
トーテックアメニティ株式会社 eni事業推進室 室長 長部 俊弘氏
「検討を始めてすぐ、クリック1つで我々の望んでいる使いやすいオンデマンドの仮想システムを立ち上げられるのは富士通のIaaSだけだとわかりました」
| 1 | 増減、急増に対応するサーバなどハードウェア投資の最適投資の見通しが立ちにくい | 自社でサーバを保有する必要がなく、仮想環境のサーバを増減することで常に最適のリソース環境を得られる | |
| 2 | 社内で一からSaaSシステムを構築すると、アプリケーションだけでなくハードウェアインフラに精通した技術者を必要とし、コスト面で負担がかかる | Web操作で簡単にシステムを管理できるインターフェースにより、アプリケーション技術者だけで環境構築・運用でき、人的コストを抑えられる | |
| 3 | ユーザー企業の重要情報、個人情報を高いレベルで守るセキュリティの担保が容易でない | 国内最高レベルのセキュリティ環境を備えた富士通データセンター内に設置されたクラウドサービス基盤を活用することで担保可能に |
トーテックアメニティ株式会社様は、企業の経営戦略実現をサポートするアウトソーシングカンパニーとしてBtoBビジネスを展開しています。従来、事業の柱として「SI」、「ICTと製造業」の2分野に向けてアウトソーシングビジネスを提供してきた同社は、このほど「情報セキュリティ分野」を新たな事業の柱として加え、新製品・技術の投入を始めています。
その第一弾としてスタートしたサービスが、より強固なパスワード認証を簡単かつ安価に利用できるワンタイムパスワードソリューション「the YubiKey」、企業内のネットインフラを監視し通信履歴を保全する「NetRAPTOR」、そして大容量ファイルをセキュアに、かつワンステップ操作で送信する「easyFiLEX」の3製品です。

長部 俊弘氏
トーテックアメニティ株式会社 eni事業推進室 室長
これら新製品の中でも、とりわけ「easyFiLEX」は強い手応えを得ています。同社eni事業推進室 室長の長部俊弘氏は、次のように述べています。「今年に入って、ファイル送信に神経を使う企業が急速に増えています。コンプライアンス意識の高まりの現れと思われます。Eメールの添付容量制限から、やむなく無料の大容量ファイル送信サービスを使用している企業が少なくないのでしょうが、高いセキュリティレベルを保障するファイル送信サービスを使うべきだと考える企業が増えているのです」。
こうした背景を踏まえ、同社はSaaS型「easyFiLEX」の提供を決めました。従来のパッケージ製品「easyFiLEX」には高いニーズがありましたが、サーバを購入、設置するコスト、1~2ヵ月程度の導入期間、保守運用のスタッフを要していました。これをSaaS型で提供できれば、導入の敷居は下がり、より多くのユーザーを獲得できると期待しているのです。
同社はSaaS型大容量ファイル送信サービスを展開するにあたり、次の課題をクリアする必要がありました。課題1はサーバなどハードウェアの最適投資です。ユーザー数の伸びに合わせてサーバを増設設置する場合、伸びの予測が困難、ユーザー急増時の対応が難しい、過大投資のリスクなどの問題がついて回ります。課題2はシステム構築要員の確保です。自社で一からシステムを構築しようとすると、ハードウェアインフラに精通した技術者と、その上に構築するアプリケーションに精通した技術者を確保する必要があります。人的リソースに相当なコストがかかってしまいます。
そして第3の課題は、より高水準のセキュリティ保障です。ユーザー企業内にサーバを構築するパッケージ版の場合、いわゆる責任分解点はユーザー企業内にあります。しかしSaaS型で提供する場合、責任分解点は同社が保持することになります。例えば、大手メーカーの将来を左右する開発技術に関するデータ、漏洩すれば信用失墜に直結する個人情報など重要情報を守る、盤石のセキュリティ性の担保は容易ではありません。
これらの課題をほとんどクリアできる最適解として選択したのが富士通のIaaSの活用でした。

森田 聡氏
トーテックアメニティ株式会社 eni事業推進室 担当室長
IaaSの提案依頼に応じたベンダーは3社。提案内容を精査した結果、同社は富士通のIaaSである「FGCP/S5」の活用を決めました。その理由について長部氏はこう述べています。「検討を始めてすぐ、クリック1つで我々の望んでいる使いやすいオンデマンド仮想システムを立ち上げられるのは富士通のIaaSだけだとわかりました。他の2ベンダーは、過去のホスティング、あるいはハウジングの延長線を出ていないのではと思われました」。
また、同社eni事業推進室 担当室長の森田 聡氏は、操作性についてこう評価しています。「ユーザーインターフェースがもっとも優れていたのが富士通でした。運用操作をはじめ、すべてWebブラウザで対応出来るので、ハードウェアインフラに詳しい技術者がいなくても、アプリケーションの技術者だけで運用できるのです。新規ビジネスは限られた人的リソースでスタートさせなければならないので助かります」。

ユーザー企業の重要データを取り扱うSaaS型大容量ファイル送信サービスにとって、セキュリティの高さは生命線ともいえます。同社によれば、SaaS型大容量ファイル送信サービスに対する問い合わせとして多いのが「SLAはどうなっているか?」「サービスを運用しているデータセンターはどこか?」などセキュリティに関する質問です。長部氏は、富士通のIaaSのセキュリティの高さについて、こう述べています。「どこのベンダーも、しっかりとしたファイアーウォールが組み込まれている。24時間365日監視体制など、高いセキュリティレベルを保っています。しかし富士通のFGCP/S5は、データを保存するストレージは全て暗号化しているなど、もう一歩進んでいるのです。また国内にデータセンターがあることもプラスアルファの信頼性となっています」
2010年10月のサービス開始に先立ち、同社は評価のために2ヵ月間IaaS環境を試用しました。森田氏はこう語ります。「この2ヵ月間で『FGCP/S5』の特性をつかんでおく必要がありました。サービス開始後、ユーザーの増加に応じて仮想環境のデータディスクを増やしたり、CPU性能を段階的にアップしていくことになります。これらの構成をどう設計するか、テンプレートをどう使うかなどを確かめたのです。評価作業が終わり、システム環境の配備からサービスインまでが、たったの1日。これがクラウドなのだと実感しました」。
富士通のIaaSである「FGCP/S5」上にSaaS型大容量ファイル送信サービスのアプリケーションを構築、運用するメリットは、迅速なサービスイン、自社にサーバを設置する必要がなくイニシャルコストを抑えられる、そして高いセキュリティなどです。長部氏はこれらを踏まえ、今回同社が手がけた新規ビジネスが成長するかどうかに関わるメリットとして特に、サーバを設置する必要がない点を高く評価しています。その理由について、同氏はこう述べています。「成長を期待できる新規ビジネスのシステムは、常にサーバなどハードウェアの増設がつきまといます。社内に新規サーバを増設するにしろ、データセンターの空きを探して契約するなど、とにかく大変な作業です。しかし増設作業が落ち着いてしまうことはビジネスの成長が頭打ちになることでもあります。つまり成長と大変な作業負担はセット関係なのですが、富士通のIaaSである「FGCP/S5」はこの問題を一気に解決。たとえ新規ビジネスが突然の急成長をしても安心というメリットがあるのです」。
同社は「FGCP/S5」を活用し、さらに新たなビジネスとしてマーケティング関係のSaaS型サービスの提供を始めようとしています。富士通は、さらにクラウド技術を進化させ、ICTの力で新しいビジネスフィールドを切り拓いていく先進的企業を力強く支えてまいります。
| 所在地 | 〒451-0045 名古屋市西区名駅2丁目27番8号 |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役社長 坂井 幸治 |
| 設立 | 1971年(昭和46年) |
| 従業員数 | 1,480名(2010年10月末現在) |
| ホームページ |
トーテックアメニティ株式会社様 ホームページ easyFiLEX Cloud製品ご紹介ページ |
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