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キャンパスごとに運用していた全学情報教育システムを統一し、
利便性、運用効率を大幅に向上。

導入事例:龍谷大学


龍谷大学は、1639年に京都の西本願寺に設けられた「学寮」に始まり、浄土真宗の精神を受け継ぐ総合大学です。
京都市内の深草と大宮、そして大津市瀬田の3キャンパスあわせて約2万人の学生を擁し、その学びを支援するため情報教育システムが整備されています。創立370周年を迎えた2009年、次代を見据え、この情報教育システムをリニューアルし、キャンパスごとにバラバラだった利用環境を統一しました。エンドユーザである学生や教員にとっても、そしてシステム管理者にとっても、格段に使いやすいシステムへと生まれ変わりました。


[ 2010年4月7日掲載 ]

導入事例概要
業種: 文教
ソリューション: ネットワーク構築ソリューション
製品:
  • ディストリビューションスイッチ:SR-S324TC1、SR-S348TC1
  • コアスイッチ:Cisco Systems社製 Catalyst4507R、Catalyst3750E
  • ネットワークサーバ:IPCOM EXシリーズ
  • サーバ:PRIMERGY
  • ネットワークディスクアレイ:ETERNUS NR1000F series
  • クライアントPC:FMV
  • 仮想化ソフトウェア:VMware
  • パソコン運用支援ソフトウェア:瞬快
規模: 3キャンパス
導入期間: 4ヶ月
課題と効果
1 3つのキャンパスそれぞれでシステムを導入したため、運用効率が悪く、管理者の負担が大きい。 バラバラだった3キャンパスのシステムを統一することで、効率的な管理、運用が可能となり、ランニングコストの削減が可能となる。
2 キャンパスによって異なる利用環境を統一したい。 どのキャンパスでも同じ環境でシステムを利用することができるようになり、保守・運用効率だけでなく、利用者へのサービスレベルも向上した。
3 さまざまなメーカーの製品が混在するため、トラブル対処に時間とコストがかかる。 サポート窓口が富士通に一本化されたため、迅速な対応が可能になる。

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導入の背景

ユビキタス環境の実現も視野に入れ、未来志向の情報教育システムを

龍谷大学は、1975年以来、ほぼ10年をスパンとした長期計画に基づき、さまざまな事業を進めています。2010年度からは第5次長期計画がスタートし、「進取と共生(ともいき)、世界に響き合あう龍谷大学」をテーマに、2020年に向けた龍谷大学のグランドデザイン「龍谷2020」が策定されました。そのなかで「学生、教職員のそれぞれが、国際的な交流や共同研究をおこない、教育・研究の国際化をさらに進め、多文化共生キャンパスを展開するとともに、教育・研究・社会貢献において、情報基盤が整備された広範な国際ネットワークを有する大学になる。」という1つのビジョンが描かれています。このビジョンを実現していくために重要となるのが、全学生を対象とした情報教育システムです。

龍谷大学
情報メディアセンター
事務部
部長 辻川 淳一

辻川氏 「次期情報教育システムで目指したのは、広域なネットワークの中で、利用者が使いやすい環境をいかにつくり上げていくか、ということです。
まず、キャンパスごとにバラバラに導入されたシステムを統一することで、どのキャンパスでも、同じ機材、環境で利用できるようにし、同時にIT投資にかけるコスト軽減も目指しました。
また、インターネットの普及、ブロードバンドの広帯域化により、ユビキタスな学習環境の構築が可能になったので、3つのキャンパスが高い利用度を保ちながらも、インターネット(Web、ポータル)を介した教育や、学外からもアクセスできる環境を整備していく、という目的がありました。」


ソリューションの概要

ネットワーク全体を見直し、コストは削減しながらパフォーマンスを向上

龍谷大学
情報メディアセンター
事務部
課長 木村 優

龍谷大学様の基幹ネットワークは、事務システム、図書館システム、学部教育のための学部固有システムなどに利用されていますが、その中でも情報教育システムは、学内最大規模のシステムとなっており、クライアント数は2,300台にのぼります。

木村氏 「中核となる深草キャンパスは、文学部(1、2年)、経済学部、法学部、短期大学などを擁し、大宮キャンパスは文学部(3、4年)、瀬田キャンパスには理工学部、社会学部、国際文化学部などがあります。各キャンパスで必要とするシステムの性格が異なるため、今回のリプレイスでは、共通の基盤を整備した上で、それぞれの学部学科が使用するソフトウェア、システムを載せていくという形になりました。」


図を拡大する(新しいウィンドウで表示)

  • ネットワークでは、バックボーンの帯域幅を広帯域化し、1Gだったものをリンクアグリゲーション(注1)によって4Gに増強しました。また、各キャンパスのフロントには、ネットワークサーバ「IPCOM」を置き、高いセキュリティとネットワークの安定稼働を支えています。
  • 多くのサービスを提供するため、ブレードサーバを採用し、集積度をあげて省スペース化を図りました。

導入の効果

使いやすく、メンテナンスしやすいシステムが教育環境の充実をサポート

キャンパスごとに運用されていたシステムが統一されたことで、保守・運用効率だけでなく、利用者へのサービスレベルも向上しました。

龍谷大学
情報メディアセンター
事務部
井ノ上 智啓

井ノ上氏 「キャンパスごとに微妙に異なっていた物理的なインターフェース、ソフトウェアのインターフェースが統一されたおかげで、学生も教員もキャンパスの違いをまったく意識することなく、同じ環境でシステムを使えるようになりました。
また、学内でしか利用できなかった英語の学習システムが、IPCOMを用いたSSL-VPN(注2)通信でセキュリティを確保できるようになったため、学外からアクセスして自習するといったことも可能になりました。
システム管理者の負担も軽減されています。たとえば、マルチキャスト機能とパソコン運用支援ソフト「瞬快」を利用し、パソコンの環境情報などを一斉配信できるようになったことは大きな変化です。以前は6時間かかっていたパソコン環境の管理作業が、わずか1時間で完了でき、業務効率が劇的に改善されました。」


辻川氏 「ネットワークの再構築にあたって、富士通製品にこだわらず、トータルな視点からこちらの要件に応える構築をしていただいたことで、コストパフォーマンスの高いシステムとなりました。保守に関してはサポート窓口が一本化されたメリットも強く感じます。削減できたコストや時間を新しいサービスや設備の充実に活かしていきたいと思っています。」

将来の展望

2020年に向け、さらなるステップアップを目指す

龍谷大学
情報メディアセンター
事務部
森 雅一

森氏 「学内環境をWindows® XPからWindows® Vistaに変更した直後にWindows® 7がリリースされたため、OSのアップデートを考えております。既存の教育用ソフトウェアとWindows® 7との親和性の確認が必要なので、今すぐとはいかないものの、近い将来対応を検討しています。」

辻川氏 「情報化促進計画の中で、試行的に電子情報板の設置を進めており、情報教育環境および就職関係の情報などの配信を進めています。また3キャンパスだけでなく、大阪、東京、北米にある本学キャンパスの情報教育環境も整備していきたいと考えています。」


日本最古の大学として、伝統と革新を兼ね備える龍谷大学。
2020年に向けた長期計画でとくに重点をおいているのは「教育」「研究」「社会貢献」及びそれを支える「大学運営」「財政・施設整備計画」事業とのこと。 その重点事業をさらに高度化していくために、今回導入いただきました情報教育システムはじめ、学術研究支援、ネットワーク管理、地域連携など、 これからも富士通がトータルサポート力で支えてまいります。


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【龍谷大学 概要】

  • 創立:1639年
  • 代表:若原 道昭 学長
  • 本部:〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町67
  • 学生数:19,237人(2009年5月1日現在)
  • 教職員数:専任教員507人、専任職員232人
    (2010年3月現在)
  • URL:http://www.ryukoku.ac.jp/

ご紹介した製品

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用語解説

注1 : リンクアグリゲーション
複数の物理回線をまとめて1本の論理回線として扱う技術。
注2 : SSL-VPN
Webブラウザなどに搭載されているSSL(Secure Socket Layer) プロトコルと呼ばれる暗号技術、認証技術を使用して、インターネットなどのセキュアでないネットワーク上で安全にリモートアクセスを実現する技術。

(注)本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。