このページの本文へ移動

Cisco ACIによるネットワーク仮想化を導入し、
アジリティ向上、コスト削減、運用の内製化を実現

みずほ情報総研株式会社様

みずほ情報総研株式会社 様 導入事例


総合金融コンサルティンググループを目指す、みずほフィナンシャルグループは、オペレーショナル・エクセレンス(卓越した業務遂行力)の実現に向けてシステム構造改革に取り組んでいます。グループのITインフラを担う、みずほ情報総研株式会社様はネットワークのアジリティ向上、コスト削減、運用負荷の軽減などの課題を解決するべくCisco ACIによるネットワーク仮想化を導入しました。構築ベンダーには大手企業へのCisco ACIの導入実績があり、実践に基づく技術力やノウハウを有する富士通を採用。ネットワーク仮想化基盤の構築とともに運用の内製化を実現し適用領域の拡大を図っています。

[ 2018年9月19日掲載 ]

【導入事例概要】
業種: 金融
導入製品: ACI
構築期間: 12ヶ月
【課題と効果】
1 プライベートクラウド収容ネットワークのアジリティ向上、コスト削減を図りたい Cisco ACIによるネットワーク仮想化を導入し、1カ月を要した開発環境の提供を3日に短縮、構築コストも従来比で半減を見込む
2 複雑化したネットワークの運用管理を効率的かつ統合的に行いたい ネットワークの設定や機能を抽象化しプロファイル化することで細かい設定なしでネットワークを迅速かつ簡単に構築。またマルチハイパーバイザ対応でOSに縛られることなく各種サーバが収容できるため統合管理が可能に
3 Cisco ACIの操作を習得し運用の内製化を実現したい プロジェクトメンバーを富士通へ派遣し、短期間で実践的な技術とノウハウを習得。運用の内製化によりビジネスのスピードへの対応、コスト削減に貢献

入力フォーム 本事例に関するお問い合わせ

導入の背景と経緯

お客様サービス提供力No.1を目指しオペレーショナル・エクセレンスを追求

総合金融コンサルティンググループを目指す、みずほフィナンシャルグループにおいて、シンクタンク機能を有するIT戦略&コンサルティング企業として活躍する、みずほ情報総研。ITをコアとしたコンサルティング、システムインテグレーション、アウトソーシングの3つのサービスを通じて銀行・金融分野はもとより民間企業、官公庁・自治体など、幅広いお客様に対し課題の認識から解決までトータルソリューションを提供しています。

みずほフィナンシャルグループでは銀行、信託、証券などのグループ機能が一体となって総力を発揮し、お客様のあらゆるニーズに最大限に応えていくOne MIZUHO戦略を推進しています。株式会社みずほ銀行様のITシステムグループと連携し、具体的なソリューションを提供することでOne MIZUHO戦略をITで支えているのが、みずほ情報総研です。「当グループではお客様サービス提供力No.1を実現するために業務高度化・効率化プロジェクトによりオペレーショナル・エクセレンス(卓越した業務遂行力)を追求しています。その実現に向けてシステム構造改革やIT業務プロセス改革に取り組む中で、大きな課題となったのが複雑化したネットワークでした」と、みずほ情報総研株式会社 銀行システムグループ 共通インフラ事業部第3部 部長 横田康敏氏は話します。

みずほ情報総研株式会社 銀行システムグループ 共通インフラ事業部第3部 部長 横田 康敏 氏の写真
横田 康敏
みずほ情報総研株式会社
銀行システムグループ 共通インフラ事業部第3部 部長

Cisco ACIによるネットワーク仮想化で従来の3階層モデルの課題を解決

みずほ情報総研株式会社 銀行システムグループ 共通インフラ事業部第3部 課長 細矢 大輔 氏の写真
細矢 大輔
みずほ情報総研株式会社
銀行システムグループ 共通インフラ事業部第3部 課長

みずほフィナンシャルグループにおける既存ネットワークの課題について、共通インフラ事業部第3部 課長 細矢大輔氏はこう話します。「One MIZUHO戦略に向けてインフラの共通化、仮想化による集約化を進めてきました。しかしネットワークに関しては大きな技術革新がなく従来のネットワーク技術では対応困難な状況が増えてきました。グループ各社保有の物理ネットワークが複雑に相互接続し、運用管理が非常に煩雑化しており、開発や改修に多くの時間とコストを要しました。またビジネスのスピードに応えるべく仮想化やクラウドの活用が進む中、従来の3階層モデルではアジリティや拡張性、収容効率の向上を図る上で構造的な課題を抱えていたのです」。

既存ネットワークの課題を解決するために着目したのが、ネットワーク仮想化を実現するCisco ACI(Application Centric Infrastructure)でした。評価ポイントについて、共通インフラ事業部第3部 エグゼクティブマネージャー 橋本忍氏はこう述べます。

「今後のデータセンター戦略としてネットワーク仮想化、SDN(Software-Defined Networking)環境の整備は重要なテーマです。 Cisco ACIはネットワーク機器を個々に設定するのではなく、ネットワークの設定や機能を抽象化、プール化を行い、これらをポリシーとして規定しプロファイル化することでネットワーク全体に対し迅速かつ簡単に変更・追加が行えます。アプリケーション・ネットワーク・プロファイルという概念で、物理と仮想のネットワークを同時に制御することも可能です。物理的な制御やend-to-endの細かい経路設定から解放されるため運用負荷を大幅に軽減できます。また仮想サーバとベアメタルとの連携を考慮し、マルチハイパーバイザ対応でOSに縛られることなく各種サーバを収容できる点も評価しました」。

みずほ情報総研株式会社 銀行システムグループ 共通インフラ事業部第3部 エグゼクティブマネージャー 橋本 忍 氏の写真
橋本 忍
みずほ情報総研株式会社
銀行システムグループ 共通インフラ事業部第3部 エグゼクティブマネージャー

採用のポイントと導入のプロセス

Cisco ACIの導入実績に基づく技術力とノウハウが富士通採用の決め手

2015年5月にCisco ACIのPoC(Proof Of Concept)を実施。その評価後、2018年3月のプライベートクラウド拡張に合わせて本番環境を構築するべくベンダー選定に入りました。選定ポイントについて、共通インフラ事業部第3部 リードITエンジニア 水戸誠哉氏は「スケジュールの厳守、トラブルシューティングできる組織力、コストの3点を基本的なポイントとしました。またPoCを実施し技術習得は進めていましたが、本番環境で実際に動かすレベルにはなっていなかったので、Cisco ACIに関する技術力やノウハウを重視しました」と振り返ります。

3つのポイントに加え、Cisco ACIの導入実績が富士通採用の大きな決め手となりました。「富士通は2015年に国内大手企業のシステム仮想化案件においてCisco ACIの導入に成功していました。私たちの質問に対し即答できるメンバーが揃っており、その実力を実感し、安心して任せることができると確信しました。また当グループにおいてプライベートクラウド環境をはじめ多くのプロジェクト経験を有しており、実績に基づく信頼関係とともに当グループのネットワークを熟知していることも評価しました」(水戸氏)。

みずほ情報総研株式会社 銀行システムグループ 共通インフラ事業部第3部 リードITエンジニア 水戸 誠哉 氏の写真
水戸 誠哉
みずほ情報総研株式会社
銀行システムグループ 共通インフラ事業部第3部 リードITエンジニア

運用の内製化のためにプロジェクトメンバーを富士通へ派遣

みずほ情報総研株式会社 銀行システムグループ 共通インフラ事業部第3部 ITエンジニア 堀田 佳奈 氏の写真
堀田 佳奈
みずほ情報総研株式会社
銀行システムグループ 共通インフラ事業部第3部 ITエンジニア

2016年12月、本番環境の構築ベンダーとして富士通の採用を決定。構築のプロセスでは運用の内製化や迅速なサービス提供、コスト削減を実現するため、収容パターンや変更パターンのカタログ化に取り組みました。「従来もカタログ化はしていましたが、これまでは個々のネットワーク機器への設定が必要となるなど効率面で課題がありました。Cisco ACIは細かな設定なしでネットワークエンジニアでなくてもネットワークを容易に構築できることから、カタログ化の推進を加速できます」と、共通インフラ事業部第3部 ITエンジニア 堀田佳奈氏は話します。

今回、内製化のためにプロジェクトメンバーを富士通へ派遣し、短期間で一連の操作スキルの習得も行いました。「配線、テスト、課題解決など実際に構築に関わることができたことで、社内で運用する際に役立つ実践的な技術とノウハウを身に着けることができました」(堀田氏)。

今後の展望

1カ月を要していた開発環境の提供を3日に短縮、構築コストも半減を見込む

2018年3月、Cisco ACIによるネットワーク仮想化基盤はスケジュール通りにカットオーバーを迎えました。プライベートクラウドへの業務システムの受け入れは2018年10月から始まります。共通インフラ事業部第3部 リードITエンジニア 小林聡氏は導入効果への期待を口にします。「従来、開発環境の提供に1カ月を要していましたが、Cisco ACIによるネットワーク仮想化環境のもとでカタログ化することにより3日に短縮することができます。また内製化や工数削減により従来比で構築コストも半減できる見込みです。さらに必要に応じたタイミングで拡張・変更ができることに加え、統合的に管理することが可能です」。

クラウド収容ネットワークのスピーディーな提供の観点では、レガシーなネットワークの運用の効率化も重要なポイントとなりました。「富士通と議論しながら、ネットワーク側とシステム側で重複していたセキュリティについて見直しを行うなど、レガシーなネットワークに関しても設定作業の簡素化を図っています」(小林氏)。

みずほ情報総研株式会社 銀行システムグループ 共通インフラ事業部第3部 リードITエンジニア 小林 聡 氏の写真
小林 聡
みずほ情報総研株式会社
銀行システムグループ 共通インフラ事業部第3部 リードITエンジニア

みずほ情報総研株式会社 銀行システムグループ 共通インフラ事業部第3部 リードITエンジニア 島袋 翔吾 氏の写真
島袋 翔吾
みずほ情報総研株式会社
銀行システムグループ 共通インフラ事業部第3部 リードITエンジニア

今後の展望について、共通インフラ事業部第3部 リードITエンジニア 島袋翔吾氏はこう話します。「仮想サーバや物理サーバ等、サーバの種類ごとに収容パターンをカタログ化しCisco ACIによるネットワーク仮想化基盤に収容することで、レガシーなネットワークからの脱却、データセンター全体のネットワーク仮想化を目指します。また拠点間のSD-WAN化や、パブリッククラウドを含めたネットワーク仮想化により、さらなるアジリティ向上、コスト削減を追求し、オペレーショナル・エクセレンスの実現に貢献していきます」。

横田氏は「技術的にも規模的にも、ネットワーク仮想化の導入は大きなチャレンジでした。富士通にはこれからもサポートとともに先進的な提案を期待しています」と言葉を添えました。

みずほ情報総研株式会社様のシステム構成イメージ図です。 【みずほ情報総研株式会社様 システム構成図】

みずほ情報総研の皆様と富士通担当者の集合写真
取材時集合写真

富士通担当SE集合写真
担当SE左から 富士通 兒嶋千花 小松祐太 有川博 杉山裕太 吉田葵 梅崎悟

【みずほ情報総研株式会社様 概要】
本社所在地 〒101-8443 東京都千代田区神田錦町2-3
代表者 代表取締役社長 西澤 順一
設立 2004年10月1日
社員数 4,654人(2018年3月31日現在)
事業概要 ITをコアとした「コンサルティング」「システムインテグレーション」「アウトソーシング」の3つの事業を展開

みずほ情報総研株式会社様のロゴマーク
ホームページ

みずほ情報総研株式会社 ホームページ新規ウィンドウが開きます

【ご紹介した製品】

【導入事例(PDF版)】

 

本事例に関するお問い合わせ

Webでのお問い合わせ

入力フォーム

当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。

お電話でのお問い合わせ

0120-933-200 富士通コンタクトライン(総合窓口)

受付時間 9時~17時30分
(土曜・日曜・祝日・当社指定の休業日を除く)

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。