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庁舎から支所、小中学校まで市のネットワークを可視化
コマンドの知識を必要とせず、専門職員に依存しない運用を実現

羽曳野市様 写真

羽曳野市様 導入事例


自然と歴史資産に恵まれた羽曳野市様は、セキュリティ対策の強靭化に対応するために仮想化基盤の構築・セキュリティ対策を実施しました。これを機会に、SDNコントローラー「FUJITSU Network VELCOUN-X」を導入し、庁舎、支所、小中学校など市のネットワークを可視化し、障害や問い合わせへの対応の迅速化を図っています。またコマンドの知識がなくてもGUIで簡単にVLANの設定変更、追加が行えることから、専門職員に依存しないネットワーク運用を実現。今後、幼稚園、保育園、道の駅など市のネットワーク全体を可視化するべく検討を進めています。

[ 2019年1月17日掲載 ]

【導入事例概要】
業種: 自治体
導入製品: SDNコントローラー FUJITSU Network VELCOUN-X
【課題と効果】
1 市のネットワークを可視化し、リアルタイムで状態を把握したい 庁舎から支所、小中学校までネットワークトラフィックの状況や各機器の稼働状況の可視化を実現。障害発生時のアラーム表示により迅速な対応が可能に
2 情報政策課の誰でもVLANの設定変更ができるようにしたい コマンドの知識がなくても、GUIで直感的かつ簡単にVLANの設定変更が行えるため、人事異動の際も専門職員に依存しない運用の継続性を実現
3 既存のネットワーク環境を活かしSDN対応を実現したい FUJITSU Network VELCOUN-X(以下、VELCOUN-X)は既存のネットワークにアドオンすることでSDN対応を実現。またSDN専用機が必要ないためコストを抑制しながらシンプルな運用が可能に

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導入の背景

セキュリティ対策の強靭化を機会にシステム課題を解決

大阪府羽曳野市 市長公室情報政策課 辻本 貴洋 氏の写真
辻本 貴洋
大阪府羽曳野市
市長公室情報政策課

世界遺産登録を目指す古市古墳群、日本遺産に認定された竹内街道などの歴史資産と豊かな自然に恵まれた大阪府羽曳野市。古来より人と物が行き交う交通の要衝として栄え、現在も大阪都市圏への優れたアクセスにより郊外の住宅都市として、また広域交流の拠点として発展を続けています。また、ぶどうやワイン、いちじくなどの地域特産品も豊富。
同市は、第6次羽曳野市総合基本計画(2016年度~2025年度)の中で、「ひと、自然、歴史文化を育み 笑顔輝く はびきの ~ みんなでつくる だれもが住みたいまち ~」を目指すまちの将来像として掲げ、様々な施策を進めています。

同計画のもとで、歴史資産や特産品を活かしたまちづくりにより、まちの魅力を高めながら、人口減少時代においても持続的に発展できる、元気なまちの構築に取り組んでいます。観光・教育・子育て支援などの各施策で地域活性化に戦略的に取り組む同市において、ICTの活用は欠かせません。

「市政運営を支えるICT基盤において2017年度7月からの社会保障・税番号制度の他市連携を踏まえ、総務省より提示されている『新たな自治体セキュリティ対策の抜本的強化』に対応するため、仮想化基盤の構築・セキュリティ対策を実施しました。今回、将来を見据えて当市のシステム課題の解決にも取り組みました。仮想デスクトップを導入し端末運用の効率化とセキュリティ強化を実現するとともに、仮想化基盤へのサーバ集約により運用コストの削減や運用管理の効率化を図っていきます。またネットワーク環境の安定化に向けた取り組みも重要なテーマとしました」と辻本氏は話します。

導入の経緯

市のネットワークの可視化と人事異動に伴う運用の継続性が課題に

同市において既存のネットワークには大きく2つの課題がありました。「1つめは、庁内から支所や小中学校などまでネットワークを可視化したいということ。当市のネットワークの状態をリアルタイムで把握することにより、障害発生時や問い合わせに迅速な対応を実現します。2つめは、情報政策課におけるネットワーク運用の継続性を図ること。従来、ネットワークの設定変更などをコマンドラインで行っていました。コマンドの知識のある職員が異動すると、情報政策課で運用できなくなります。ネットワークの設定変更は日常的とはいえませんが、定期的に発生するため、対応の迅速化とともにコスト削減の観点から外部委託ではなく、庁内での運用が求められます。専門職員に依存しないネットワーク運用の実現が必要でした」(辻本氏)。

ネットワークの課題解決を含む、仮想化基盤の構築・セキュリティ対策について同市が作成したRFP(提案依頼書)の要件や条件を満たしたうえ、プロポーザルで富士通が採用されました。

導入の効果

VELCOUN-Xによりネットワークのトラフィック状況や各機器の稼働状況を可視化

2016年8月、同市が採用を決定し、2017年3月から新システムは本番稼働しました。同市におけるネットワークの2つの課題を解決したのが、富士通のSDNコントローラー VELCOUN-Xです。VELCOUN-Xは、既存のネットワークにアドオンすることで、単一のソフトウェアによりネットワーク機器を集中的に制御し、ネットワークの構成管理や設定変更が容易に行えるSDN(Software Defined Networking)対応を実現します。またSDN専用機が必要ないため、専用機を設置することなくコストを抑制しながらシンプルな運用を実現します。

大阪府羽曳野市 市長公室情報政策課 田部 晋介 氏の写真
田部 晋介
大阪府羽曳野市
市長公室情報政策課

1つめの課題である「ネットワークの可視化」について、田部氏はこう話します。「庁舎の本館や別館はもとより、離れた場所にある生活文化情報センターなどの各階に設置したエッジスイッチやフロアスイッチがケーブルで結ばれている状態がビジュアルで表示されるため、ネットワークのトラフィック状況や各機器の稼働状況が一目瞭然です。また、ネットワークでつながっている支所や小中学校のスイッチの稼働状況も把握できるようになりました。従来、問い合わせがあって初めて障害が発生したことに気づいていましたが、今は障害が発生した箇所にアラームがあがるため、迅速に対応できます」。

専門知識がなくてもGUIで直感的かつ簡単にVLANの設定変更や追加が可能

2つめの課題「運用の継続性」について、内本氏はこう話します。「私は一般事務職員ですので、コマンドやネットワークの知識はありません。以前は、パソコンやプリンターの入れ替えや人事異動などでネットワークの設定変更の依頼があっても、コマンドの知識のある専門職員しか対応できませんでした。今は専門知識がなくても、GUIで直感的かつ簡単にVLANの設定変更や追加が可能です。また設定のバックアップなども、VELCOUN-Xには機能として搭載されており、コマンドを調べることなくボタンをクリックするだけで容易に行えます。専門職員に依存することなく、一般事務職でもネットワークの運用が行えるため、運用の継続性が図れます」。

大阪府羽曳野市 市長公室情報政策課 内本 健大 氏の写真
内本 健大
大阪府羽曳野市
市長公室情報政策課

これまでコマンドラインでネットワークの運用を行っていた田部氏は、業務の効率化の面でも効果があったと話します。「コマンドラインの場合、1つ1つの装置にログインして設定情報を見て変更を行っていました。今は、エッジやスイッチを選択し設定変更ボタンをクリックすると、そこに表示されるポートの一覧で変更が簡単に行えます。VELCOUN-Xに一度ログインするだけで、個別にスイッチなどにログインすることなく様々な情報を確認できるので非常に効率的です」。

ネットワークの構成管理を誰でもできるようになったメリットも大きいと内本氏は話します。「例えばパソコンの導入や配置換えをするとき、これまでスイッチに必要な設定が入っているかどうかを調べるのが大変でした。資料を探したり、ネットワーク構成がわかる人に聞いたりと手間暇がかかっていました。今は、GUIでどこのスイッチがどうつながっているのかがわかるため、設定漏れもひと目でわかります」。

システム概要図 【羽曳野市様 システム概要図】

将来の展望

情報政策課の全職員がVELCOUN-Xを利用可能、柔軟かつ迅速な対応が可能に

現在、情報政策課の職員7名すべてがVELCOUN-Xを使うことができると辻本氏は話します。「従来、コマンドのわかる職員は2名だけでした。彼らにかかる負荷は大きかったですし、休暇や病気などで登庁していなかったときに障害や設定変更への対応ができなくなってしまうという課題がありました。今は、いつでも柔軟かつ迅速に対応することができます」。

VELCOUN-Xの導入により災害対策の強化も図れました。「本庁舎が被災した場合、VELCOUN-Xを使ってVLANの設定変更を行うことで、支所に緊急的に窓口を開いて業務を継続することができます」(辻本氏)。

今後の展望について辻本氏は「幼稚園や保育園、小さなコミュニティセンター、道の駅などVELCOUN-Xで可視化できていない施設がまだ約30カ所あります。ネットワーク環境のさらなる安定化に向けて、今後は市のネットワーク全体の可視化が重要なテーマとなります」と話します。

観光と定住で地域活性化に取り組む羽曳野市様。富士通はこれからも先進技術と総合力を駆使し、同市の発展に貢献していきます。

【羽曳野市様 概要】
所在地 〒583-8585 大阪府羽曳野市誉田4-1-1
代表者 羽曳野市長 北川 嗣雄
人口 112,048人
職員数 681人(2018年4月1日現在)
概要 大阪府の南東部に位置し、郊外の住宅都市として、また広域交流の拠点として発展を続けている。ぶどうやワイン、いちじくなど特産品も豊富。世界遺産登録を目指す古市古墳群など歴史資産が数多く残されており、豊かな自然にも恵まれている。

羽曳野市様のロゴマーク
ホームページ

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※2018年9月30日現在

【導入事例(PDF版)】

 

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