3G対応ルータでネットワークの冗長化を実現!回線障害にも強いネットワークで顧客サービス向上へ!

導入事例 株式会社TKC様
会計事務所と地方公共団体に専門特化した情報サービスを提供する株式会社TKC様は、富士通の無線LAN / WAN対応ルータ「Si-R240B」とネットワークサービスFENICS「mobile+3G」を用いて会員事務所からTKCセンターへのアクセスネットワークを冗長化しました。
これにより、TKC様の会員事務所では通常はブロードバンド、回線障害時には3G携帯網を使ったセンターアクセスが可能となりました。またモバイル業務においても3G利用による高速通信で業務効率が向上しました。
障害にも強い、止まらない業務システムの提供で、さらなる顧客サービス向上を目指します。
[ 2007年11月6日掲載 ]
| 導入事例概要 | |
|---|---|
| 業種: | 会計事務所・地方公共団体の事務処理受託 |
| ソリューション: | 3G携帯網を利用したアクセス回線の冗長化、モバイル業務の高速化 |
| 製品: | 無線LAN / WAN対応ルータ「Si-R240B」、FENICS「mobile+3G」 |
| 規模: | TKC会員事務所500拠点 |
| 構築期間: | 3ヶ月 |
| 課題と効果 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 1 | ブロードバンド回線障時にも業務継続できるサービス環境を構築したい | TKC会員事務所約500拠点にSi-R240Bを導入。それまでブロードバンド一本だったTKCセンターへのアクセスが3G携帯網からでも可能となり、回線に障害があった場合でも会員の業務を止めることのない環境を構築できた。 | ||
| 2 | お客様(会員)のモバイル業務の環境を向上したい。 | お客様(会員)はこれまでPHSでモバイル業務を行なっていたが、業務量の増大によるレスポンスの低下や適用エリアが課題となっていた。今回FENICS「mobile+3G」を導入することで、モバイル業務のレスポンス向上とエリア拡大を実現できた。 またシェアリングプランを活用することで料金の適正化が図れた。 |
||
導入の背景
障害に強い高速なネットワーク構築による会員サービスの向上を検討

金森 直樹氏
株式会社TKC
栃木本社
社長室次長
(株)TKC様は1966年の創業以来、会計事務所と地方公共団体の2つの分野に専門特化した情報サービスを展開し、わが国の情報産業業界に確固たる地位を築いてきました。
会計事務所の社会的使命の達成とその関与先企業の健全な発展を支援するという目的のもと、現在約9,500のTKC会員事務所(税理士・公認会計士事務所)と約57万社に及ぶ関与先企業を対象にオンラインネットワークを構築し、各種情報サービスを提供しています。
また、地域産業の振興や住民福祉への貢献を目的として、全国の市町村向けに行政事務の効率化を実現する各種システムを開発、提供しています。
また事業の一環として、今日の会計事務所に要求される「インターネット利用による情報の迅速な収集と発信」を支援するために、会員向けに@niftyをバックボーンとしたTKCインターネットサービスも提供しています。
今回、TKC様は3Gを活用して会員のモバイル業務の高速化と会員事務所からセンターへのアクセスのバックアップを実現するネットワークを検討されました。
その背景を栃木本社社長室次長の金森氏は次のように語ります。
「3年ほど前から会員様(税理士)では、そのお客様先で電子申告をする必要があったためPHSによるモバイル活用は普及していました。ただその後、通常の業務においてもモバイルの活用が進むにつれ“PHSではスピードが遅い”、“適用エリアが狭い”というユーザー」の不満が出始めてきました。
そこで、FENICS 「mobile+3G」の活用を検討することになりましたが、その最中にフレッツ網の大規模障害が発生したのです。TKC会員事務所ではほぼブロードバンド化が進み、全ての業務がブロードバンドを利用する状況です。最近では先の電子申告を事務所から行なわれるケースも急増し、もし障害が繁忙期におきていたらどうなっていたのかという危機感が顕著になったのです。」
そこで富士通が提案したのが、ブロードバンド回線に対応したインターフェースを持ち、かつ3G通信に対応したルータ「Si-R240B」を使ったソリューションでした。
「回線障害がおこり、社内で対応を検討している時にこのルータを提案され、即座にいけると確信しました。
ISDNによるバックアップを行なうのに比べ、事務所の工事も必要ないですし、使用してない時の料金もかかりません、また当然高速通信なので業務の効率もほとんど落ちることがありません。パケット料金の超過問題についても富士通のシェアリングプランがあり、お客様にほぼ定額で提供できるのでそれほど気になりませんでした。」(金森氏)
システムの概要
FENICS「mobile+3G」は、3G携帯網経由の高速通信で社内ネットワークにアクセスできるモバイル環境を実現します。
通信カードの提供やセキュリティ認証、アクセスサーバまでの回線の運用・管理をすべてFENICSで行いますので、モバイルネットワーク導入・運用に関する、お客様の工数・コストを大幅に削減可能です。「mobile+3G シェアリングプラン」は、基本料金に含まれる無料通信分を全員で共有し、余った無料通信分に他の利用者の超過料金を自動で充当します。
ご利用者にとっては無料通信分の合計を超過した場合のみ超過料金が発生する / 利用状況をチェックしなくても、自動で料金が最適化されるといったメリットがあります。無線LAN / WAN対応ルータ「Si-R240B」は、10 / 100BASE-TXを2ポート、カードスロットを2スロット標準搭載しており、各種サービスに対応したデータ通信カードを搭載して頂くことにより、3G携帯無線WAN / PHSに接続可能です。通常回線のバックアップとして3G携帯無線による、より高速なバックアップソリューションを提供致します。
またAP(アクセスポイント)カードも搭載でき、PCとの無線LAN通信も可能です。
導入システムの構成イメージ

導入の効果
災害による障害時でもすぐに復旧するネットワーク

岩崎 宏之氏
株式会社TKC
ネットワークシステムグループ
グループリーダー
「あるお客様が落雷被害にあってしまい、通信ができないという連絡を受けてすぐにかけつけた時の事です。到着し、どの部分が故障しているのか調べていくとどうもスイッチとADSLモデムが故障していることが分かりました。スイッチは予備品にすぐに交換しましたが、ADSLモデム(回線)の復旧は通信キャリア様の作業となり通常ならそう簡単にはいきません。しかし、このお客様は「Si-R240B」と 「mobile+3G」を導入済のお客様だったので、モバイル業務用に使用していた3Gカードをルータに差し替えるだけですぐに通信が復旧できました。
お客様からはこんなにも早く復旧するものかと喜ばれると同時に驚かれたほどです。
この時は、モバイル用途の3Gを差し替えましたが、常時Si-R240Bにカードを差しておけばメイン回線障害時に自動でバックアップ回線に切り替わるので、お客様が意識せずともトラブルを回避できる安心・安全なネットワークを組めるところに魅力を感じています。」
とネットワークシステムグループリーダーの岩崎氏は語ります。
「mobile+3G」と「Si-R240B」の組み合せで急速に進む3G活用
「「mobile+3G」と「Si-R240B」を利用したサービスを提供開始した当日から80件以上の引合いがありました。そして今ではルータは約500拠点に導入され、3Gサービスの加入者は1000を越えています。富士通と連携し、単純な機器のリプレースでなくサービスとプロダクトの相乗効果のあるネットワークソリューションを提供でき、お客様からの評価も上々です。」(金森氏)
将来の展望
「今後は3Gカードの高速化に合わせてさらなるお客様のモバイル活用を促進するためのソリューションを提供していきたいと考えています。たとえばモバイル用途で使うパソコンには業務データをいれずに持ち歩け、必要な時にサーバにアクセスしデータを利用するようなセキュリティの高いシステムの構築を考えています。またその時には富士通に協力していただきたいので宜しくお願いします。」(金森氏)
【営業からの一言】
富士通株式会社 産業・流通ソリューションビジネスグループ 流通ビジネス本部 サービスビジネス第四営業部
島 佳伸
今回の導入にあたっては、企画段階から拡販・展開に至るまでTKC様の全面的なご協力を頂き、サービス開始から2ヶ月でSi-R240Bを約500台、モバイル通信カードを約1,000枚という大規模展開を実現することができました。
「落雷で切れた回線が、mobile+3GとSi-Rのバックアップでちゃんとつながった」というお話を伝え聞いたときには、営業の私も興奮と感動を覚えてしまいました。今後も、より多くの会計事務所様にこのサービスを使って頂けるよう、引き続き努力していきたいと思います。
【株式会社TKC様 会社概要】
| 代表取締役社長 | 飯塚 真玄 |
|---|---|
| 設立 | 1966年10月22日 |
| 本社所在地 | 栃木県宇都宮市鶴田町1758番地 |
| 資本金 | 57億円 |
| 社員数 | 2,021名(18年10月1日現在) |
| 事業内容 |
|
| ホームページ | http://www.tkc.co.jp/ |
TKC全国会は、租税正義の実現と関与先企業の永続的繁栄に貢献することを目的として結成された、我が国最大級の職業会計人集団(全国9500名の税理士、公認会計士のネットワーク)です。TKC会計人は「TKC会計人の行動指針」のもと、毎月、関与先企業に出向いて「月次巡回監査」を実践し、
- 法令に完全準拠した会計帳簿の作成、
- 正確かつスピーディーな月次決算と業績管理体制の構築、
- 経営ビジョンと目標を達成する事業計画の提案 など、
中小企業の黒字決算・経営革新のための各種サービスを積極的に行っています。
株式会社TKC
「ASP1000R」は、全国9,500名のTKC全国会会員(税理士・公認会計士)が利用し、年間約45万8千社(平成18年度)の処理実績を有する「法人決算申告システム(TPS1000)」と、法人税の電子申告実践件数の80%超(平成18年度に利用されている「TKC電子申告システム(e-TAX1000)」のノウハウを生かして開発した、中堅・大企業向けおよびその子会社向けのシステムです。法人税・消費税・地方税の申告書の作成と、電子申告が極めて簡単に処理できます。
【ご紹介した製品・サービス】
- 無線LAN / WAN対応ルータ「Si-R240B」
- FENICS「mobile+3G」
【お問い合わせ】
本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。
お問い合わせ
本事例のお問い合わせ
本事例に関する資料請求やお見積り、購入のご相談などお気軽にお問い合わせください。
よくあるご質問(FAQ)
ネットワーク機器に関し、お客様から寄せられた主なご質問とその回答です。


