- 導入事例
- 日揮株式会社様
導入の背景・採用のポイント - 導入システムの機能ポイント
- 導入の効果・将来の展望
- 日揮株式会社様
[ 2010年3月23日掲載 ]
IP電話の各種機能や高い操作性により、コミュニケーションのロスは大幅に解消されました。また、配線や番号設定など、電話の工事に関わる負荷が格段に軽減されました。今後の展開についても、社内ポータルやWeb会議の導入、国内外他拠点のIP化など、明確なビジョンを描いています。
日揮様 横浜本社では、統合コミュニケーションシステムの導入に伴い、固定電話をCiscoのIP電話に入れ替え、約4,000人の社員・スタッフに電話番号を割り当てました。
IP電話の各種機能の中で、日揮様のコミュニケーションに最も大きな影響を与えたのは、社内のどの電話機でも、PCと同じ感覚でログインすれば自分の電話番号を持つ電話機として使用できる「エクステンション・モビリティ」でした。たとえば、複数のプロジェクトに参加しているため自席以外で作業する時間も多い、といった場合も、作業場所にあるIP電話にログインすれば、自分宛の電話がそこで受けられるようになります。自席の電話機から登録した電話帳のデータも、ログインした電話機で使用できます。また、ボイスメール機能を備えているので外出先からでも携帯電話で自分宛の伝言を確認できます。これによって、電話の取次ぎや伝言などのコミュニケーションのロスが大幅に解消されました。
また、IP電話は大型液晶ディスプレイを搭載しており、電話帳や発着信履歴から電話をかける際の操作性が非常に良い、といった点も業務の効率化に役立っています。
管理・運用面では、IP化によって接続がLANケーブルになり、電話線が無くなったので、レイアウト変更や端末増設に伴う工事・設置変更の負荷も格段に軽減されました。
鈴木様「連絡を取りたいのになかなかつかまらない、自席に戻ると何件もの伝言メモが残っている、自席を離れていると相手先の電話番号が分からない、といった問題が解消されました。」
長沼様「新規プロジェクトの発足に際し、スタッフの来日・滞在が急遽決定したので電話を至急用意しなければならない、といった場合も迅速に対応できるようになりました。」
日揮様では、統合コミュニケーションシステムを土台とした新しい展開について、すでに具体的なビジョンを描いています。
その一つが、新しいコミュニケーションツールである社内ポータルの構築・拡充です。2010年夏には、メール・スケジュール・タスク管理・掲示板といった基本機能を搭載したサイトを立ち上げ、その後順次、電話帳やWeb会議システムなどの機能追加を検討されています。
また横浜本社に続いて、MMパークビルオフィス、茨城県の技術研究所、インドネシアのグループ子会社などの国内外各拠点についてもIP化や本社システムとの統合を進めていく予定です。
コミュニケーションツールの追加やシステム連携を段階的に進められる統合コミュニケーションシステムは、今後も社員の生産性を上げていく重要なシステム基盤となります。またスムーズに構築・拡充を進めていく上で、お客様との継続的なパートナーシップは非常に重要です。富士通は今後も、積極的なご提案やサービスの提供により、日揮様のビジョンの実現を支援してまいります。
鈴木様「我々としても、海外や他社ではIP電話をどのように活用しているのか、とても興味があります。富士通には、グローバルな視点の情報収集と、当社がよりステップアップできるような提案を期待しています。」
今回導入にあたり、日揮様、日揮情報システム様の全面的なご協力を頂き、IP電話5,400台という大規模な新システムの円滑なスタートを、短納期で実現することができました。
国内他拠点および海外拠点への展開におきましても、日揮様のお役に立てるよう、継続してご支援していきます。
富士通株式会社
産業ビジネス本部 重工・エンジニアリング営業部
北岡裕康
システムの構築を通して、日揮様のコミュニケーション改善の一端を担えたことを嬉しく思います。
短期間で大規模な展開を実現できたのも、日揮様、日揮情報システム様の改善に対する強い思いがあったからこそでした。今後の継続的な改善・拡張にもご協力させて頂けるよう努力したいと思います。
富士通株式会社
ネットワークサービス事業本部
ネットワークソリューションセンター第一ネットワークソリューション部
松岡誠司
新たなワークスタイルを実現するとともに、コミュニケーションとIT システムを統合をすることで、ビジネスプロセス全体の最適化を推進し、企業価値向上を強力にサポートします。
(注)本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。