- 導入事例
- 青森県庁様
導入の背景・採用のポイント - 導入システムの特長
- 導入の効果・将来の展望
- 青森県庁様
[ 2010年4月28日掲載 ]
青森で作成した食情報のコンテンツを、東京のアンテナショップに配信し、販売促進ツールとして活用しています。また、青森駅前に設置した情報端末ではその共有コンテンツに地元情報を追加し、さらに携帯サイトへと誘導して検索サービスなどを提供しています。
青森県庁様では、まず2009年11月、アンテナショップ「北彩館」東京店にデジタルサイネージを導入。2台の65インチディスプレイのうち、1台は通行者の目に入るよう店外向けに、もう1台はお買い物中のお客様に見ていただけるよう店内に設置しました。コンテンツは青森県の総合販売戦略課様で作成し、インターネットを使って富士通配信センターにアップして、ショップに配信しています。
そして、2010年3月には青森駅前の「観光交流情報センター」内にデジタルサイネージ端末「UBWALL」を導入し、試験運用を開始しました。この端末もインターネットで富士通配信センターに接続されており、東京のショップとコンテンツを共有しています。
【導入システムの概要】
総合販売戦略課で作成しているコンテンツの内容は、りんご・にんにく・ながいもなど、東京アンテナショップで提供している青森県特産品の紹介が中心です。食情報に交えて、ねぶたや津軽三味線といった観光案内も紹介しています。
また、生産の現場や生産者の顔も紹介し、映像によるトレーサビリティで商品の安心・安全をアピールしています。さらに、食材のレシピ紹介、売れ筋商品のピックアップなど、バラエティに富んだコンテンツを流しています。
青森駅前に設置された「UBWALL」は、縦長のパネルを持つ情報端末です。パネルは大きく3つに分かれており、上段は東京アンテナショップのコンテンツと同じ動画、中段は青森県の郷土料理や伝統工芸の紹介、イベント情報、観光案内など、青森に来ていただいた方々向けの地元情報を表示しています。下段は、中段の情報表示を切り替えるための操作パネルとなっています。 またFeliCa(注2)ユニットを搭載しており、さらに詳しい情報を知りたいといった場合は、携帯電話をかざすと青森の情報サイトのURLが入手できます。サイトにアクセスすると、施設や店舗の検索、個々の詳細情報表示、ナビゲーションなどのサービスが利用できます。 UBWALLは観光交流情報センター内に設置されているので、携帯電話に不慣れな方は、案内所で詳しい情報を訊ねることもできます。
髙橋様「今後は、デジタルサイネージを積極的に活用し、青森県産品の魅力情報を季節に合わせて紹介していく予定です。旬のコンテンツをタイムリーに流すことによって、販売促進力の強化を目指しています。」
青森県 農林水産部 総合販売戦略課
戦略推進グループ 技師 髙橋 愛也様
葛西様「複数の端末でコンテンツを共有できるので、端末が増えても運用の負荷を抑えられる、というのは大きなメリットです。」
映像・画像などのデジタルサイネージ向けコンテンツ開発をとおして、人とモノやサービスとを繋ぐ橋渡しとしての役割を担っていきます。
(注)本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は取材日現在(2010年3月)のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。