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ハイエンドルータ GeoStream R900シリーズ
特長 高信頼性

PDF製品カタログ(3,146KB / A4・8ページ)

GeoStream R900シリーズは、当社が長年培ってきた高信頼製品開発のノウハウを生かし、他社製品に類をみない高信頼性を実現しています。

99.9999%のシステム稼働率

GeoStream R900シリーズは、以下のような独自のアーキテクチャーにより99.9999% (注1) という比類ないシステム稼働率を実現しています。

全てのハードウェアモジュールの二重化

障害発生時には、現用系モジュールから待機系モジュールへきわめて高速に (50ms以内) 運用を切り替えます。

高速な系切替システム (50ms以内)

障害発生時には、現用系モジュールから待機系モジュールへきわめて高速に (50ms以内) 運用を切り替えます。

プロトコル毎のルーティングテーブルの完全同期

各ルーティングプロトコル (RIP,OSPF,BGP4,RSVP-TE, LDP (注2) ) のルーティングテーブルを二重化 されたハードウェア内で同期化して保持しています。


これらのアーキテクチャーにより、障害発生時にもリブートやルーティング情報の再学習をすることなく瞬時に待機系への切替を行い運用を継続することができます。

(注1) ハード障害のみを考慮
(注2) LDPについては、R900シリーズの相互接続時のみ有効

アーキテクチャー GeoStream R900シリーズ

ソフトウェアのオンラインバージョンアップ・設定変更

GeoStream R900シリーズは、ソフトウェアについてもノンストップ運用を実現するアーキテクチャーを採用しています。ソフトウェアバンクやコンフィグレーションバンクを二重化しており、稼動状態での定義情報変更 (動的定義変更) に加え、オンラインでのバージョンアップが可能です。また、R900シリーズでは、ソフトおよびハード障害レベルに応じて複数のシステム再開処理を提供します。このため、障害による波及範囲を最小限に止めることが可能です。

障害発生時の系切替の流れ


障害発生時 GeoStream R900シリーズ

キャリアWAN機器に要求される高信頼・高可用性に対応したハードウェアアーキテクチャーを採用

障害検出ロジック
GeoStream
R900シリーズ
ハードウェア障害検出方式
  • 二重化した各装置が自装置異常をモジュール毎にハード検出し、独立した専用バスにて制御プロセッサに割り込み通知し障害検出
通常の
ルータ技術
ハートビート方式
  • 二重化した基本制御部間で相互に監視情報を送達することにより障害を検出
系間切替方式
GeoStream
R900シリーズ
現用予備同期方式
現用系/予備系で各種通信テーブル状態同期を取る方式
  • 現用系/予備系で各種通信テーブル状態同期を取る方式
  • 切替時にテーブル再学習不要
    (瞬時に切替が可:< 50ms以内)
通常の
ルータ技術
ホットスタンバイ方式
現用系/予備系が独立に動作
  • 現用系/予備系で個別に設定が要
    (別IPアドレスで管理)
  • 切替後通信テーブルの作成必要
    (テーブル作成時間に数分要する)
システム再開制御
GeoStream
R900シリーズ
フェーズ再開制御
障害、構成変更の影響範囲に応じた再開動作による再起動
  • 障害部位により通信影響の局所化が可能
  • 動的バージョンアップが可能
通常の
ルータ技術
リブート方式
障害、構成変更の箇所によらず、全て装置初期動作による再起動
  • 障害部位によらず全通信に影響 (2~3分)
  • 動的バージョンアップ不可

豊富な回線冗長機能

APSのサポートにより、POSおよびATMインターフェースについて回線の冗長化を実現し、信頼性の高いネットワーク構築を実現します。また、EthernetインターフェースではLink Aggregationをサポートし、回線冗長機能に加えて、帯域の有効活用も可能です。

VRRP

VRRPをサポートし、装置のホットスタンバイ構成を可能にします。装置の高信頼性とあわせ、さらなるネットワークの信頼性向上を実現します。

関連資料はこちらから

PDFプロダクトレポートVol.1 (高信頼編)(342KB / A4・18ページ)