ITコスト削減と言いながら、設備はすごいけど料金も高そうな次世代データセンターに切り替えを図るなんて、会社は何を考えてるのかしら?
もしかしたら、キク子さんは次世代データセンターの料金が割高だと思ってる?
実は利用方法次第では、意外にそうでもなかったりするんだ。
次世代データセンターの特徴の一つは、「高集積性」と「省スペース」で設計されていること。
例えば、富士通のデータセンター「館林データセンター」での比較を見て欲しい。
[館林データセンターの省スペース設計]
新しいデータセンターでは、ブレードサーバーにすることが出来て、物理サーバー台数を削減できるわけね。だから設置スペースと消費電力も、少なくなるわけか。
そう。ただ、1ラックあたりの重さは増えてしまう。それらを設置可能なように床もちゃんと設計(床荷重)されているんだ。
省スペースな分、コストに反映されるのね。
次世代データセンターの「高集積性」と「省スペース」は「低コスト」にもつながるわけだ。
さらに言えば、集約して運用出来るから運用コストが少なくなるし、コンパクトに使う分電力も少なくてすむうえ、様々な省電力機能を装備しているから、省エネ効果も高い。
なるほど。
次世代データセンターでは省スペース設計だけじゃなく、グリーンテクノロジーもコストに重要。
グリーンテクノロジーって、いわゆる環境対策技術のことでしょう?
データセンターでこれまで消費電力の多くを占めていたのは、空調などの設備面なんだ。富士通の新しいデータセンター、館林データセンターでは、サーバ室のレイアウトを含めた、効率的な空調設計が施されている。
他にも太陽光発電を電力に取り入れていたり、運用・設備の両面で省エネ・省運用コストの工夫がまさに盛り沢山。
この館林データセンターで使われているグリーン・インフラ・ソリューションのシミュレーションイメージを見れば充実ぶりは一目瞭然。
床下のケーブル等の障害物をモデル化
整流板による効率的な床下送風をシミュレーション
垂直方向の温度分布を可視化(ホットアイル、コールドアイルの分離を確認)
うちのサーバー室みたいにやたらに冷やしてるんじゃないのね。
館林データセンターは、従来比で最大約40%もの消費電力削減を達成している。
約40%!すごい。
最先端ならではの省スペース・省エネが結果として運用コスト削減になってるわけか。
データセンターを使えばファシリティだけでなく分散している資産を集約して運用出来るので、さらにコストメリットが出てくる。
いまウチのあちこちに作ったサーバ室を次世代データセンターに統合するのは、ITコストからもメリットがあるかもしれないね。
次世代データセンターとして、新たに登場した富士通の館林データセンター。
ボクがキク子に話した高集積・省スペース、グリーンテクノロジーによる省エネは、その魅力の一端にすぎません。
(1)最先端のファシリティ (2)高品質な運用 (3)効率的な運用マネジメント
これら館林データセンターに与えられた3 つのコンセプトが、お客様のご要望に的確にお応えし、ITコストの最適化をお届けします。