このページの本文へ移動
  1. ホーム >
  2. ソリューション & サービス >
  3. アウトソーシングサービス >
  4. キクトク情報室 >
  5. アプリケーション資産活用(1)見える化・スリム化

キク子とトク夫の聞けば得するIT話【キクトク情報室】-第6回「アプリケーション資産のモダナイゼーションは「モッタイナイ」のハートから」(1)

新人室員キク子:「その時の必要に応じて、部署ごとに機能追加された業務アプリケーションが増えすぎて大変!どこから手をつければいいのかしら?」先輩室員トク夫:「肥大化・複雑化したレガシー・アプリケーションは、今多くの会社で悩みの種。大切なアプリケーション資産を簡単には捨てたくないからね。」 【キクトク1 見える化・スリム化】「モッタイナイ」新しくなるために、まず選別。アプリケーション選別サービス 【キクトク2】「モットツカイタイ」使い続けるために、成長開発 【キクトク3】モウモタナイ」ずっと最新でいたいから、預ける

業務ごとに開発してきたレガシー・アプリケーションだが、全体の非効率を招く一因に!?

1日の業務が終わったキクトク情報室。人気のなくなった情報室で、キク子とトク夫の二人は帰り支度もせず、ひとしきりタメ息をついています。どうしたのでしょう?

キク子

はあー。整理が大切なのは分かってるけど、どうすればいいんだか...(ひとり言)

トク夫

はあー。引越するにもどこから手をつけていいんだか...(ひとり言)

キク子

(トク夫のひとり言に気づいて)あら、トク夫さんも引越に悩んでるんですか?

トク夫

ぼくだけじゃない。情報室のほとんどのメンバーが引越に悩んでるよ。

キク子

え、そうなんだ。確かに、私も今悩んでる最中なの。何しろ多すぎて大変!

トク夫

だよねえ。必要に応じて増えたわけだけど、こうなると多すぎだし複雑化しすぎ。

キク子

そうそう、その時は良いと思っても、今は本人にも使い道すら分からない。

トク夫

いや、使い方は分かるけど、同じようなものが多過ぎてゴチャゴチャなのが困る。

キク子

私は、同じようなのはあまり持ってないけど。...引越はどこに頼むの?

トク夫

やっぱり、どこかに頼むしかないよね。いろいろ比べて、やはり富士通に任せようかと思ってる。

キク子

引越は頼まなければ無理よ。富士通は、引越もやってるんだ?

トク夫

なにか勘違いしてない?ボクが話してるのは、レガシー・アプリケーションの引越についてだけど。情報室の大きな悩みの種だからね。

キク子

なあんだ、そっちの話なの?そうか、確かにレガシー・アプリケーションの肥大化・複雑化は悩ましい問題ね。利用部門がそれぞれ使いやすいように機能追加した業務アプリケーションが増え過ぎて、簡単には整理がつかない状況だわ。

【肥大化・複雑化するレガシー・アプリケーション】業務A、業務Bのプログラムやデータが稼動するアプリケーション。業務Bのプログラムには直接手を加えたくないため、業務Bのコピーをして業務B1、業務B2と追加することでアプリケーションは肥大化。さらに業務Aと業務B、業務B1、業務B2が関係してくることでアプリケーションはさらに複雑化する。

トク夫

キク子さん、“なあんだ”はないだろう(笑)。ともあれ、業務アプリケーションが、肥大化したのは昨日今日始まったことではない。長年の蓄積だから、他の業務アプリケーションともスパゲティのように絡み合って、複雑化している点もやっかいだ。

キク子

利用部門ごとに効率化した結果、会社全体では非効率になってしまったわけね。

資産アプリケーションを活用するには、見える化と整理・スリム化が大切

トク夫

今やICT戦略と経営は切り離せない。ビジネスに合わせて経営環境の変化が求められている時に、レガシー・アプリケーションがこの状態では新たなシステム環境に移りたくても、なかなか大変だよ。

キク子

一口にレガシー・アプリケーションと言っても、まったく使われなくなったものもあれば、部署のノウハウを蓄積した大切なアプリケーションもある。
でも、その選別と整理が大変なのよねえ。はー(ため息)、部屋の引越を思い出して、憂うつになってきた。

トク夫

それで、富士通の「APMモダナイゼーションサービス」を使って、効率よくアプリケーションの整理と引越をしようと考えたわけさ。ちょっと見て欲しいのだけど、手始めに、この会社の業務アプリケーションがどんな状況かを地図にしてもらった。

キク子

これ地図なの?


【ソフトウェア地図】
複雑で大規模な業務アプリケーションから、業務のための機能や役割を実現している「機能コンポーネント」を自動発見するマイニング技術と、自動発見した機能コンポーネントにもとづいてアプリケーションの構造を可視化するソフトウェア地図の自動作成技術により作されています。

トク夫

この地図は、業務アプリケーションの情報を分析、機能コンポーネントをマイニングして、アプリケーションの構造を可視化したものなんだ。

キク子

なるほど、これならどの業務アプリケーションが無駄に複雑化しているか、改善するイメージを把握しやすいわ。

トク夫

今、地図診断を見ながら、早速アプリケーション選別サービスを利用しようかと考えていたところなんだ。
このサービスでは、稼働していないアプリケーション削除と利用頻度の少ない画面や帳票、複数のデータベース、業務間インターフェースなどを統廃合をしてくれる。
まずはシステムのスリム化を図ることが大切だからね。

【富士通のAPMモダナイゼーションサービスの〈アプリケーション選別サービス〉】既存システムの稼動していないアプリケーション削除や利用頻度の少ない画面、類似のデータベースを選別。スリム化後のシステムは、必要なものが整理されスリム化される。

キク子

ずいぶん、すっきりするのね。

トク夫

整理、スリム化することで、資産アプリケーションを新規開発したり、有効活用がしやすくなるわけだよ。

キク子

せっかくの資産アプリケーションを捨てるのはもったいないわよね。

トク夫

そう、「モッタイナイ」から「モダナイゼーション」を始めることが重要ということさ。

キク子

それ、まさかのダジャレ?

【キクトク2】「モットツカイタイ」使い続けるために、成長開発 へ続く…

キク子の役立ちキーワード

  • レガシー・アプリケーション
    プラットフォームのオープン化が進む中、業務ではメインフレームやオフコンをプラットフォームとするアプリケーションが未だに多く使われている。このようなアプリケーションをオープンシステム環境で稼働するアプリケーションと区別するためにレガシー(旧世代の)・アプリケーションと呼ぶ。レガシー(legacy)には遺産、資産というような意味もあるが、レガシー・アプリケーションには利用を継続する価値を持つものが少なくない。
  • モダナイゼーション
    メインフレーム、オフコン、C/Sなど、汎用機上で長期間稼動しているシステムやプラットフォームをクラウドを含めた新たな環境に移行し、最新プラットフォームの導入やインターフェース標準化、アプリケーション部品の共通化など最適化を行うこと。実績のあるレガシー・アプリケーションを新たな環境のもと再活用するなど、より柔軟で効率の良い運用を目指す。
  • C/S
    クライアント/サーバーの略。かつての業務はメインフレームと呼ばれる大型コンピュータで 集中処理していたが、UNIX/PCなど処理能力の高い端末コンピュータが出現したことにより、コンピュータを集中処理するサーバと利用者が操作するクライントに分け、相互にネットワークする環境ができた。メインフレーム、オフコンなどとともに、旧世代のシステム環境。

富士通コラム:インシデント分析と「そもそも7」で、根本原因を現実的に追求

企業システムが複雑化し、その運用保守にかかる現場負担はますます増えています。富士通では、お客さまの情報システムにおけるインシデント発生の問題分析をより現実的に行うために「そもそも7」による根本原因の発見をお勧めしています(下記参照)。7つの「そもそも」で発見した問題をそれぞれ「できる」に置き換えることで、問題解決のヒントにもなります。
APMモダナイゼーションサービスのインシデント分析による運用の見える化で、インシデントの根本原因究明やインシデント数の改善が行えます。

根本原因を追及する「そもそも7」

  1. 【そもそも1】 決めてない
  2. 【そもそも2】 知らない
  3. 【そもそも3】 知っていたが実施しない
  4. 【そもそも4】 決まり事がおかしい
  5. 【そもそも5】 決まり事が古くなった
  6. 【そもそも6】 訓練が足りない
  7. 【そもそも7】 運用しにくい

1 2 3 次のページ

お問い合わせはこちら

Webでのお問い合わせ

入力フォーム

当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。

お電話でのお問い合わせ

0120-933-200 富士通コンタクトライン(総合窓口)

受付時間 9時~17時30分
(土曜・日曜・祝日・当社指定の休業日を除く)