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グループウェア
FUJITSU ビジネスアプリケーション JoinGear
JoinGear導入物語 第10話

第10話  新機能発売記念セミナー

新しい機能は役に立つの

100名の会社なのでJoinGear管理者は回り持ち。次年度の管理者は営業の本郷リーダが担当となった。 新機能の発表に合わせて、顧客向けJoinGear研修会があると聞きこみ、さっそく申込むことにした。

「本郷さん、研修会に行ってきたんだって?」
「あっ、ひろみさん。いいところで出会った。ほら、汐留の近くで、小窓屋という一膳めし屋を紹介されたよね。トリの黒酢あん定食がお勧めメニューだと言って」
「美味しかったでしょ。あそこはね、独身女性から年配の方まで、隠れファンが多いの」
「じつはそこでね、伊藤課長に会ってしまった。研修会に参加すると言ったら、食事中にJoinGear管理者の心構えを伝授してくれるものだから、せっかくの味が分からなくって」と本郷はぼやく。
「はは、それは災難ね。伊藤課長も小窓屋が好きなのよ。ところで研修会はどうだった?」
「ちょうど良かった。簡単な報告書を作っている最中だけど、聞いてもらおうかな」
「いいわよ、仕事は一区切りついたところ。そこのレビュー室が空いているわ」

午後のレビュー室はどこもギューギューにつまって活気がある。二人だけで占有しているのが悪いようだ。
「研修会は二部構成になっていて、前半はJoinGearの新しい機能の紹介。後半は管理者に役立つ情報の提供だった。いつも午後一番の会議は眠気が出るんだけど、その時は違ったね」
「ということは、新機能が期待できるって言うこと?」とひろみは興味しんしんの様子。
「どこの会社にも役立つわけではないけど、困っている企業には便利そうだよ」
「じらさないで、具体的に教えてよ」
「それでは説明しますよ。最初はね、新技術のAjax(エイジャックス)を使ったJoinDisk(ジョインディスク)の機能紹介。ドラッグ&ドロップの操作や右クリック操作ができる。まるでエクスプローラの使い勝手と同じだね。オプション機能だから、便利だと思う企業だけが導入すればいい。」
「それでJoinDiskってなあに?」
「JoinDiskは、ファイルサーバを離れた場所から共有したいというニーズにぴったり。たとえば教育産業の例では、教材や参考書の執筆者と原稿をやりとりする共通の場を作ったとか。自社のインフラには参加させたくないので、別な場所のJoinDiskがいいという理由でね。沖縄と東京でファイルサーバを共有している例も紹介されたけど、インターネット上のサービスだと、ネットワーク構成を考えなくていい。JoinGearのオプションだけど、JoinDisk単体の契約も可能だそうだよ」

新しい機能より、ひろみは自分の周りがどう変わるか、知りたくなってきた。
「いままでのJoinGearはエンハンスされないの?」
「じつは2つほど紹介された。ひとつは、JoinGearと基幹システムのデータ連携が可能になった。いわゆる情報系と基幹系のデータ連携。中間にパソコンとかサーバをかませて転送する形になるけど、基幹システムから出力された集計データやアラームデータをJoinGearに送ったり、逆に、JoinGearのデータを基幹システムに送ったり」
「それはすごいわ。JoinGearの全機能とデータ連携が可能なの?」
「いや、情報共有のデータライブリとWebDBが今回の対象。データ連携を自動化するには、夜間バッチでデータを送り込む方法を考えたりするので、システムエンジニアの助けが少し必要かもしれない」
「もう一つのエンハンスは?」
ひろみの督促にも、本郷は冷静さを崩さない。「ワークフローProに大きく2つの機能追加がされた。何でも、有名なセトンからJoinGearに切換える際に問題となった弱点を、少し補強したそうだ」
「具体的にはどこが変わったの?」
「まず、代理承認は簡単だね。事前に業務単位に代理承認を許すか否かを決めておき、不在などで決裁ができないときは、課長をパスして部長決裁でOKなどにする仕組み」
これなら、不在が多いうちの会社でもワークフローを導入できそうだ。「合議制承認は、複数の担当役員が全員OKを出したときだけ承認とみなす仕組み」で、いままでも、順番に決裁する方法はあったけど、これは承認依頼を同時に出すので時間短縮ができるという。

JoinGearの再発見

「後半は、JoinGear管理者の助けとなる情報が提供されたのでしょ?」
「そうだね。便利な機能を紹介されながら、JoinGearの良さを再発見するという次第」
ふだん何気なく使ってはいたが、本郷はJoinGear導入当初の新鮮な感動を思い出していた。「最初は自社構築型に対する優位性の話。我々は慣れているから感じないけれど、あらためて比較すると、クラウドとかSaaS(サース)といわれるサービスが人気の理由が分かるね」

「でも最近は、他社でもSaaSグループウェアとか言いだしているけど、あれは本物なの?」と、ひろみは以前から気になっていた質問をしてみた。
「いや、そこはしっかり確認した方が良さそうだ。JoinGearはソースプログラムが一つで、マルチテナント、つまり各社共同利用を実現している。だからバージョンアップは富士通の仕事で、いつも最新のシステムを使える。それに、ハードやソフトのコスト削減効果も大きい」
「自社構築タイプだと、最新の環境は導入当初だけと聞いたことがあるわ」
「じつは、そこが問題だよね。SaaSと言いながら実態がASPの場合、センターでは顧客単位にハードやソフトを用意し、その時点で最新のパッケージを導入する。その結果、自社構築と同じで毎年古くなるし、数年後には別なASPに乗り換えが必要になって、データ移行や非互換の対処などに追われる例も聞くそうだ」
そこで本郷は、つい思い出し笑いをしてしまった。「そのとき三田さんが、『クラウドと思っていたのに、午後はくもりのち大雨のケースもありますよ』というもんだから、みんな大笑いしてしまって」
「おもしろい。あの三田さんが冗談を言ったの? ハハハ」

「今回はずいぶんと収穫があったじゃない」
「そうなんだ。漫然とマニュアルを読んでいては気づかない便利な点を教えてもらったので、新任の管理者にはぴったり。全社スケジュールを表示する方法や、文書管理で簡単な社内教育を実現する方法、URLで欲しい資料を全社員にピンポイントで通知する方法、新型ウイルスで出社できないときの使い方など、ひろみさんは全部知ってるかい?」
気のせいか、本郷の顔つきが研修会のあとでずいぶんと変わっている。
「これでうちのJoinGearも大丈夫」、ひろみは心の中でつぶやいていた。


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